青空とホトトギスに心が動いたので一句

hさん
ホトトギス彼方の空に雲は無し
控えめながらも個性のある花 杜鵑草(ほととぎす)
ホトトギスは不思議な花である
咲いている場所も日影で目立ちにくいこともあるが白地にあの紫色のボツボツ斑点が特徴的である
最初は名前だけがユニークであると思っていた
しかしながら最近では背景が黒色系で写真を撮ると奥行きがあって見栄えが素晴らしい
このところ好きな花
ホトトギスは日本の特産種で主に太平洋側に自生する多年草である
日陰のやや湿った斜面や崖、岩場に見られ、葉のわきに、直径2~3cmで紫色の斑点のある花が
1~3輪上向きに咲く
茎はふつう枝分かれせず、まっすぐか斜めに伸び、弓なりに垂れることもある
花は星形で鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることから「ホトトギス」という名前がつき
花びらの基部にある濃い斑点は昆虫に蜜の場所を知らせる「蜜標」らしい
白い花や黄色の花等もあって品種が豊富でコレクションする楽しみもあるみたいだ
子供の頃は認知していなかったホトトギス
最初見た時は正直ちょっと気持ち悪かった
何度となく見る度に
次第に趣があるように思いだした
まるで最初嫌われていた大阪・関西万博の「みゃくみゃく」みたいだ
特に山の日陰にひっそり咲いていると思わず足を止めてしばらく見惚れてしまう
私は
派手やかな花も立派で良いけれど
控えめな花の方が良い
昔、「長嶋はひまわり野村は月見草」という名言があったけれど
満開より五分咲きが好き
立派な花束より一輪二輪の花束が好き
日向に咲く花より日陰に咲く花が好き
地味な男と言われようがひっそり咲く花が好き
そういう意味で杜鵑草は好き

俳句の新
お見合いの嵯峨野の小径杜鵑草
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